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父親の役割とは「背中を見せることだけ」である

夢とお金の専門家、シナジーブレインの安田 修です。

子育てにおける父親の役割には色々なご意見があるかと思いますが、私は父親の役割とは尽きるところ、子どもに自分の「背中を見せること」であり、極端に言えば「それだけ」だとすら考えています。

イクメンは子どものためならず

私はいわゆるイクメンではありません。誤解しないで頂きたいのですが、父親が家事や育児を手伝うことがダメだとか、必要がないなどと言うつもりは全くありません。ただ、イクメンは子どもの教育のためというよりも、負担の大きい妻を手助けするためだと考えています。

「手助け」なんて言うと「本来の仕事ではないかのような物言いだ!」「当事者意識が無い!押しつけだ!」と世間(と私の妻)から叩かれるのは百も承知の上で、敢えて言います。子どもの面倒を見るという意味での育児は、父親の本質的な仕事ではない、と。この意味での育児では、父親は母親には到底、敵いません。

子どもを育てる、特に男の子を育てる上での本質的な、父親の役割は他にあるのです。それが、「背中を見せる」ということです。もちろん、どちらか片方の親が欠けている場合には、両方の役割を一人でこなさなくてはいけません。共働きなど、個別の事情もここではいったん、脇に置きます。

震えながらもう一度断言します。子育てにおいて、父親が本質的に持っている独自の役割は、子どもに「背中を見せること」だけである、と。

父親は、母親に到底敵わない

私は男尊女卑ではありません。しかし、差別論者ではあるのかもしれません。男性と女性には明確に得意不得意の分野が分かれていると考えており、育児に関しては男性よりも、女性の方が遥かに優れていると考えているという意味で。もっというと、人間としての総合力においても女性の方が優れていると思っています。

男性が女性に勝てる分野なんてたかが知れています。論理的な思考と、腕力くらいではないでしょうか。子どもを産み、育てるという圧倒的な能力をもつ女王蜂と、働き蜂(も実際には雌ですが)くらいの差があります。実際、男性の方が短命なのは、ストレスに弱い、劣勢の種だからです。

なので、子どものために父親ができることは働き蜂としてお金を稼ぐことの他には、世の中のことを伝えること、世の中を見せてあげること、世の中との付き合い方について、ロールモデルを示してあげることくらいです。それは、お手本となるかもしれませんし、反面教師になるかもしれません。人生を賭した、一つの提案です。

子どもに勉強をさせる方法

少し話は変わりますが、例えば子どもに勉強をさせたいとします。「強制的に人に何かをさせるのは不可能だ」というコーチング的な大命題がありますが、ともかく良い成績を取って欲しいと。夕方や毎週末に父親が家にいて、勉強を教えるのが効果的でしょうか。やらないよりは良いですが、本質的な解決にはなりません。

では、どうするか。子どもは親のしていることを真似したがります。常に親の背中を見ているんです。ですから、自分が勉強をしていない親が「勉強しろ」といくら口でいっても説得力がありません。子どもに勉強を教える時間があるのなら、親自身が、楽しそうに勉強をする姿を見せる方が余程、効果的です。

我が家には子供部屋はありませんが、書斎はあります。もちろん両方あるならそれで良いですが、どちらか片方の分しかスペースが無いなら、まずは書斎を確保するべきだと思います。大人は自由に本を読んだり勉強できて良いなあ、羨ましいなあと思わせることが、子どものためになるのです。

幸せになって欲しければ、自分が幸せになるべき

親は、子どもを不幸にすることはできますが、幸せにしてあげることはできません。自分にとっての「幸せの定義」から、子どもは自分で見つけていかなくてはならないんです。親としては、判断の材料としてロールモデルを示してあげるしかない。

自分にとっては幸せとはこういうことだと思うけど、お前はどう思う?と背中で問いかけることしか、できないのかもしれません。そしてそれは、育児とは別次元の、本来は父親に課された「唯一の」役割だと思います。子どもに幸せになって欲しければ、自分が幸せを追い求めるしかない。

もちろんそれは、家族を犠牲にして仕事をするということではありません。家事や育児を一切手伝わないということでもない。大変な思いをしている母親に対して父親がどういう態度を取るのかも、子どもはじっと見ています。しかし、逆でもない。つまり、家族のために他のことを全て犠牲にするということでもありません。

父親は家にいられる時間も短く、コミュニケーションも下手で、どんなに頑張っても存在感で母親を超えることはありません。ただ、そんな中で父親も人間として葛藤し、悩み、家族のことも真剣に考えながら一つの幸せの形を追い求めている。そういう姿をこそ、子どもに見せたいと思うのです。それでは、また。

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