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ついに我が家にスーパーマリオメーカーがやってきた 〜ゲームと教育と経営の関係について〜

人生計画であなたの夢を目標に変えて実現する、シナジーブレインの安田修です。

ついにうちも、WiiUを買いました。親としては当然、我が子はできることならゲームやテレビばかりではなく、外で友達と元気一杯に運動をしたり、本を読んだりして健やかに育って欲しいという想いはあります。しかし、私はテレビはともかく、ゲームについては良い面もあるかなと考えています。自分のことを振り返っても、経営者としてゲームで得たものは大きいと思うんです。

30年前のあの日

「マリオメーカー買って!買って!」とおねだりをした上の子は小学2年生なのですが、私の実家にファミコンがやってきたのも同じくらい(小学3〜4年と記憶しています)の頃でした。で、ちょうどその頃発売されて当時の私たちに衝撃を与えたソフトが、まさに『スーパーマリオブラザーズ』だったんですよね。

30年間、愛され続けているマリオって凄いなと思います。私が最初に勝ってもらったソフトが『F1レース』と『ナッツ&ミルク』だったことは忘れもしませんし、ファミリースタジアムやドラゴンクエストなど、「こんなことができるんだ!」と子供心に衝撃的なソフトはいろいろとありました。その後もスーパーファミコンにプレステ・・・このテーマなら、文章を2千字どころか20万文字くらいは簡単に書けます(笑)

そう、私は実はかなりのゲーマーなんですよ。大学時代も『ダービースタリオン』や『サカつく』にハマって将来を失いそうになりましたし。他には人生を変えるくらいのインパクトがあったソフトと言えば、『信長の野望』シリーズでしょうね。まだファミコンがうちになかったころ、友達の家のパソコンで体験した「全国版」の衝撃は、忘れることができません。

ゲームで得られる経営センス

『信長の野望』はウォー・シミュレーションというジャンルのゲームです。プレイヤーは織田信長や徳川家康といった大名を選択し、彼らに成り代わって命令を下し、全国統一を目指すというものです。指先の器用さとか反射神経は一切求められず、クリアするためにはひたすら戦略性と根気強さだけが必要です。

当時は私も子供だったので、わけもわからずに戦争をして、「勝った!」と喜んでいるのも束の間、戦って疲弊した自国を、第3の強国に蹂躙されるということになります。「これが『漁父の利』ってやつか・・・」と腹落ちします。そうならないように内政をして国力を高め、守りを固めて、それから戦うのが基本です。

で、少し慣れてくると「同盟」を使うことを覚えます。「遠交近攻」という言葉があるように、織田信長なら武田信玄と同盟をしつつ斎藤道三と戦うとか、東は同盟で憂いをなくしておいて全力で西を攻めるとか、まあ色んなことを同時並行で考えないとやられてしまいます。これって、経営だと思うんですよね。

私のようなゲーマーの目からは、うまくいっていない起業家のことが「どうして内政もせず守りも固めず、攻め込んでしまうんだろうなあ」なんて見えたりします。「その戦争、勝っても戦略的にはあまり意味がないよね」とか。5年、10年先を見越した大戦略あっての局所戦というのは、『信長の野望』においてはごく当たり前の考え方です。人材の採用と育成が大切とか、投資の重要性とかもありますかね。

ゲームで失うもの

そんなことを考えているときに、本屋で『ゲーマーはもっと経営者を目指すべき』という本を見かけたので、我が意を得たりと読んでみました。ドワンゴの川上さんへのインタビューが中心となっており、面白いのが川上さんが「結局、ゲーマーはゲームが好き過ぎてダメな人生を送っていくんですよ」みたいな結論にすぐ到達してしまうこと(笑)。

そう、ゲームにハマると、仕事や人生がどうでも良くなってしまうんです。「人と交流するなんてめんどくさいことをせずに、ひたすらゲームをしていたい」みたいな発想になります。いわゆるゲームオタクですよね。私は最低限のコミュニケーション能力と高い向上心があったのでなんとか脱出しましたが、その気持ちは非常に良くわかります。「ゲームが人生に似ているのではない、人生がゲームに似ているのだ」みたいな。

だから、社会人になってから、私はゲームはやめました。決して面白くなくなったわけではなく、人生の方を犠牲にしてゲームをしてしまうほど、ゲームが好きだからです。ちなみにこの本には、「経営や人生はゲームバランスがめちゃくちゃなクソゲー」とも書いてあります。だから面白いんじゃないのとも思いますが、合理的な戦略が報われなかったりするのは、生粋のゲーマーには耐えられないことなんですよね。

好奇心を抑圧しないことが大切

更に読み進むと、「ファミコンを買ってもらえなかったから、どうしてもゲームをやりたくてプログラミングを覚えた」という人が何人も登場するんですけど、きっとそうなんでしょうね。30年前の私も、みんなが持っているファミコンを買ってもらえなかったことで親に恨みに近い感情を持っていました。

子供には、親心なんてわからないんです。純粋に「僕のことが好きじゃないの?ケチ!」って思っています(笑)。そこの好奇心を抑圧しすぎると、そのエネルギーを昇華させて凄腕のプログラマーになったりすることもあるので敢えてそうしても良いですが、性格が歪んでしまう可能性の方が高いかなと感じます。

だから我が家では、「WiiUはパパが買って子供達に使わせてあげるけど、週に1回パパがいるときだけ、一人30分」というルールを作りました。息子はそれ以外の時間は、方眼紙でマリオメーカーの面をデザインしています。想像力の翼を広げるのに、ゲームはマイナスにはならないんじゃないかと思っています。

そういう私も、自分用に買ったスプラトゥーンが面白くて、週末に子供達と一緒に遊ぶには、頭の体操にもなってちょうど良いかななんて考えています。ドラクエなんて買ってしまうと仕事をしなくなってしまうので、これくらいで。それでは、また。

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