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自分の時間を生きるか、他人の時間を生きるか

夢とお金の専門家、シナジーブレインの安田 修です。

起業をするということは、自分の時間を生きるということだと思います。仕事の時間は人生の大部分を占めており、その時間を他人のために使うのか、自分のために使うのかで、人生の意味は大きく変わると考えています。時間とともに成果は積み上がるものであり、それが誰のものなのかは、大問題だと私は考えます。

サラリーマンは、人のために働く

私は15年間サラリーマンをやっていたのですが、辛かったことの一つとして「今働いているこの時間は、自分のための時間ではない」と感じたことがあります。お金と引き換えに、大切な自分の時間を他人に売り渡していると。仕事の成果は会社のものであり、自分が得られるものは給料だけでしかない、と。

100億円、200億円を動かすプロジェクトを担当し、名だたる大企業を相手に交渉し、身を削って契約を成し遂げて大きな利益を会社にもたらしても、自分が得られるのは決まった額の給料だけです。金額の問題ではなく、自分の成果は全て会社に帰属する、吸い取られるような感覚がありました。

個人としてスキルや経験を得ることもできますし、失敗した場合には1億円だって責任は取れませんから、全面的に会社の資源を使って仕事をしているのであり、成果が会社に属するのは当たり前のことです。ただ、「成果が自分のために積み上がっていかない」ということを、苦痛に感じていたのです。

働いて得た給料で、自分の時間を生きれば良いという考え方

雇われて働くことには当然ながら、魅力もあります。リスク無く、安定した給料が貰えるということです。大企業ならなおさらでしょう。だったら、勤務時間中は自分を殺して働いて、貰ったお金で家族との時間を大切にしたり、海外旅行に行ったりすれば良いじゃないか、そう考えている時期もありました。

しかし、雇われの身では休みたい時にも休めませんし、同僚に仕事を押し付けて「休ませて貰っている」時にも仕事のことを思い出し、せっかくの家族との時間に不機嫌になったりします。大袈裟に感じるかもしれませんが、働いている時間だけでなく、24時間365日、全く自由が無いと感じていました。

私は、平日は辛い仕事を我慢してやり抜いて、休みの日には頭を切り替えて遊ぶ、という器用なことができないということがわかりました。意義を感じることを仕事にして、自分の頭で考えてやっていないと、人生を楽しむこと自体ができない、と。もちろんこれは、人に依ります。私は、ということです。

起業家は、自分のために働く

起業をして本当に良かったと思うのは、費やしている時間の全てが自分の事業を育てる時間だということです。一つのブログ記事を書くことも、一人のクライアントを獲得することも、全てが自分の財産になるという感覚。単位が100億円ではなくて数百円であったとしても、このことには非常に大きな意味を感じています。

お金に換算する必要すら、無いかもしれません。誰か一人の人と出会うとき、今までは会社の代理人としてお会いしていました。異動になれば、次の人にその人間関係を引き継ぎ、その人とはもう二度と会うことも無いケースが殆ど(たまに、お互い偉くなって再会したりします)です。

今、お会いする人達は、ビジネスというフィルターを介することはあれ、全て「自分」として接しています。自分に魅力が無ければ相手されませんし、その人と一緒に何かをするのも自分次第。進んで誰かの役に立つことも、嫌らしい意味だけではなく、長い目・高い視野で見た自分のためだったりします。

人生は、いつか終わる

人間、いつか必ず死にます。30年、50年先かもしれませんし、明日かもしれません。サラリーマン時代、このことを話したらほぼ例外無く、笑われました。起業してからは、このことを笑う人はいません。起業という決断をする人は大概、人生がいつか終わることを強く意識しています

残された時間が有限であるとしたら、その時間を他人のために使っていて良いのか、と深刻に悩んだ人だけが、起業をしているのかもしれません。その重要な問いを、「そんなことを考えても仕方ない」と流してしまうことが、どうしてもできなかった人だけが。

起業家の方が、サラリーマンよりも偉いのか

こういうことを書くと、「日本経済はサラリーマンで回っている」とか、「頑張っているサラリーマンがそんなにダメで、起業家がそんなに偉いのか」というご意見を頂くのですが、そんなことを言っているわけではありません。あくまで、あなたの人生がどうであれば満足であるのか、というだけの話です。

日本経済のことなど、今はどうでも良いのです。あなたの人生が、今のままで幸せなのであればもちろん、何も問題はありません。今際の際に、後悔することがわかっているのであれば、行動を起こすべき時が来ているのかもしれませんよ、というだけの話です。それでは、また。

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