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1日6時間も働けば十分なんじゃないかって気がしてきた

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夢とお金の専門家、シナジーブレインの安田 修です。

こういうことを書くと暇なのかと思われるのが怖いのですが、誤解なきように書いておくと、私は今も昔もハードに働いています。平日は1日12時間は仕事をするのが当たり前と思っていますし、土曜も基本的に終日、仕事か勉強に使っています。ただ、これってかなり無駄なことなのではないかとふと思ったのです。

ホワイトカラーエグゼンプション

専門業務型・企画業務型の裁量労働制に続き、一定の職種・高収入等の条件を付けた上でホワイトカラーエグゼンプションの導入が決定され、徐々に世の中から残業代という概念が無くなりつつあります。まあこれらの制度は確実にブラック企業に悪用されると思うのですが、最初の発想自体は間違えていないように思います。

つまり、付加価値の高い仕事をしているホワイトカラーであれば、長時間労働を前提とする必要はなく、フレキシブルな労働時間でも同様に高い価値を生み出せるでしょう、というところに同意します。確かにそういう働き方にしていかないと、効率性の面で国際競争には到底、勝てないでしょうねと。

ではなぜこの制度が悪用されるかというと、経営者側の意識が追いついていないからです。本音を言えば、残業代を払わずに、優秀な人材が長時間働いてくれて都合が良い、という理解をしている経営者が圧倒的に多いと感じます。これでは、優秀な人材が磨り減っていくだけで、競争力は下がる一方でしょう。

サラリーマンが長く働く理由

自分のサラリーマン時代を振り返ってみると、冒頭に書いたように当たり前のように長時間、働いていました。周りには露骨に「残業代が出るから長く働こう」という考えの同僚もいましたが、私としては「長く働かないと評価されないから」という面が強かったように思います。

もちろん、若手の頃や異動したばかりの時は、少しでも早く仕事を吸収しようと多くの仕事を進んで抱え込み、短時間ではさばききれず、結果として遅くまで残ったり早く出社したりしました。そして、仕事を覚えて効率的に処理できて結果も出せるようになるのですが、どうもこの結果を出すことが正しく評価されない

評価の場面では「より高いレベルに挑戦すべきだ」、という表現で飾られるのですが、要するに「いつまでも忙しく、長時間労働をしていなさい」ということだと感じました。私としてはあまり成長のない仕事で長時間働く意味を感じないので、大体そこで異動希望を出していました。何だか、お互いにとって残念な話です。

成果を正しく評価できないから

それで思うのですが、上司は部下を正しく評価できないということが長時間労働の問題の根源にあるのではないでしょうか。出した成果だけで部下を評価できない、できたとしても他からやっかみが出るのでそれを考慮せざるを得ないということで、長時間働いて疲弊している人に報いることしかできなくなっている

極端に言えば、できない人を評価する制度になってしまっているんですよね。確かに、要領が悪くても頑張って、長い時間がかかっても何とか仕上げる部下というのはかわいいものです。ただ、本来は効率的に、鼻歌を歌いながら成果を出す人を評価すべきです。そのことが、大企業の現場では絶望的にできない。

近年は少なくとも本部においては勤務管理も強化され、長時間労働がしづらくなりましたが、ルールの抜け穴を縫ってまで働く部下を「かわいい奴」と思い、評価しがちになる本質的な構造は変わっていません。

起業家としての働き方

でまあ、そんなこんなで独立して誰に査定されるわけでもない身分になったわけですが、やっぱり長時間労働をしています。三六協定と無縁になったこともあり、むしろ「勤務時間」は長くなっていますね。オフィスに籠る時間は長いのですが、それは全て自分のために使う時間であり、苦痛は全くありません

ただそれだけに、効率的な働き方はできておらず、家族と過ごす時間が減ってしまっています。ぼんやりと考え事をしたり、SNSなどに時間を取られたりして、本当に集中をして作業をしているのはせいぜい日に3〜4時間なのではないかと感じます。雑務を含めても、6時間もあれば片付けられるように思います。

「週4時間」だけ働く』という本があるのですが、理想的な状態ですね。それはまだまだ遠いとしても、仕組みを作り、コンディションを高め、効率の低い作業を排し、極限まで集中すれば、「日に6時間」で回らない仕事なんて無いのではないかと感じる今日この頃です。長時間労働のイメージが強いコンサルでも、です。

これから人を雇って行く上で

シナジーブレインは今後、成長に伴って人を雇っていくことになります。私が早く帰っても、従業員が長時間働いていたら何の意味もありません。全ての人が「やるべきこと」を定義し、その成果を正しく評価できる仕組みを、作っていきたいと思います。それが、世界を変えるのだと思うんですよね。それでは、また。

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