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なぜデモによる「青年の主張」は大人の心に届かないのか

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夢とお金の専門家、シナジーブレインの安田 修です。

近頃、デモやハンストという方法で若者と一部大人が騒いでいますが、彼らの主張は私を含め、多くの国民の心には全く届いていないように思います。彼らなりには一生懸命やっていると思うのですが、なぜここまで響かないのだろうというところを考えてみます。とある事情で実はこれ、人ごとではないので

政治と宗教の話はするな

基本的に私は、ブログやSNSでは、政治と宗教に関することを避けています。会話でもこの2つには触れないというのは鉄則ですよね。なぜかというと、主義主張がぶつかりやすいトピックであるため、対面だと相手の感情を害しやすく、ネットだと炎上しやすいからです。一般に、デリケートな話題であるとされています。

例えば最近の「戦争法案反対」の話でも、そもそも戦争法案じゃないし、自分が政府の責任ある立場で情報を全ての持っていたら恐らく同じような決断を下すだろう、とか色々想うところはあるわけですが、それを言うとキリがありません。主張が正しいか正しくないかを議論しだすと、確実に水掛け論になります

ですからこの記事ではその主張の是非ではなくて、また彼らの個性や手法の拙さを批判するのでもなくて、なぜデモをしている若者の声が大人に届かないか、という点に絞って論じていきましょう。

デモ反対のデモ

私はデモの報道を見る度に、風間やんわりという漫画家が描いた「食べれません」を思い出します。「よし決めた。デモ反対のデモをするぞ」「デモ反対!デモ反対!」「目がマジ」という内容だったと記憶していますが、文章だけでは伝わらない気がして、どこかに画像がないかと検索していたところ・・・

風間先生って、2年前に亡くなったの!?しかも年下だったとは!!ショックのあまり1時間くらい関連記事を読み込んでしまいました。日本国家は若くして偉大な才能を失いましたが、それはともかく。

「デモ反対のデモ」という発想は、最高の風刺だと思うんですよね。要するにそれ、反対したいだけでしょっていう。国のことを憂いてみたり、世の中は腐っているから自分たちが立ち上がり変えるんだと叫んでみたり、権力者を名指しで批判してみたり。きっと快感なんだろうなあと思うわけです。それだけでしょ、と。

影響の輪

7つの習慣」という本の中で、「関心の輪と影響力の輪」という話があるのですが、国家のあり方というものは完全に影響力の輪の外側です。もちろん関心はあるでしょうが、自分自信が直接的に影響を与えられることではないことです。それについて考えたり議論したりするのは悪いことではありませんが、膨大な時間をかけて行動するのは、ちょっと違うのかなと。

世の大人たちは、そこを見極めた上で自分自身の影響力の輪の中のことに集中し、またその影響力の輪を少しでも広げようと日々、努力しているのです。それが仕事だったり家庭だったり、人によって違うのですが、真剣に生きています。ひと言で言えば、そんなに暇じゃないんです。

デモに参加している人達は、「どうしてこんなに大事なことに、大人は関心を示さないのか!」と憤る前に、こういった「大人の事情」を理解する努力をした方が良いと思います。大人だって、いや大人の方がむしろ、真剣に考えて、生きているのですから。大人の側からはそのことが良く見えるのですが。

政治を変えたければ、選挙という手段がある。主義主張を通そうと思えば、もっと効率の良い発信の仕方がある。私だったら、ブログを書いて炎上させます(笑)。デモは迷惑をかける上に、効率的なやり方じゃないんですよね。もちろんテロに比べたら圧倒的に平和的手段なのですが、ちょっと付き合っていられないなという。

他山の石とする

なぜこのようなテーマを取り上げたのかというと、私がやっている「人生計画」も、同じ構造の問題を抱えていると気付いたからです。多くの「責任ある大人」にとって自分の人生を長期の視点で考えること、まして起業は「影響力の輪」の外側だと感じ、どんなにこれが重要なことだと叫んでみても届かないのではないかと。

そういう、人としての生き方や価値観を変えるようなことを、何度繰り返したとしても「タイミング」が来るまでは届かないのではないかと思います。恐らく我々がやるべきことは、新たな価値観を押し付けることではない。そのことに気付いた人が訪れ、その価値観が受け入れられる場所を作ることだけなのではないかと。

上から社畜はかわいそうだねと挑発してみても、正面から後悔しない生き方について議論してみても、人の考え方は変えられない。このことを前提に、戦略を練った方が良いかもしれないなと考えるようになりました。「タイミング」が来たときに、確実にその人を受け入れられるように。

そのために人生計画フォーラムの仕組みを整えるのが今の私の「関心の輪」のど真ん中なので、やっぱり反戦のデモになんか参加している暇はありません。デモ反対のデモなら、面白そうだから一度くらいは参加してみたいですけどね。それでは、また。

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