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起業をする前に、一度は大企業に就職した方が良い5つの理由

人生計画であなたの夢を目標に変えて実現する、シナジーブレインの安田修です。

大学生から「就活をして就職するなんてバカバカしいと思うのですが、起業をした方が良いのではないでしょうか」と相談を受けたとき、もちろんケースバイケースではありますが、結果として私はほとんどのケースで「就職した方が良い、それも大企業に」と答えます。それは、なぜでしょうか。

1.起業をするためには、お金を貯めるべきだから

あえてこれを一番に持ってきますが、学生がこういう相談をしてくる場合、「資金はばっちりです、1千万円貯めました」というケースはほぼ、ありません。「お金はありませんが、情熱はあります」というのが普通です。クラウドファンディングやエンジェル投資家を探して、ベンチャーキャピタルからも引っ張ります、と。

確かに、家族も養っていない若者が自宅の一室で起業するなら、インターネットをうまく使えばお金のかからない起業の仕方はあります。それでも300万円くらいは自分で準備してから挑むべきです。最初から人のお金を当てにしてはだめです。300万円貯められない人に、お金を出してくれる人がいれば、の話ですが。

アルバイトをしまくって300万円を貯めた、と言うならこのハードルはクリアです。親が出してくれるというのだと甘えが感じられるので微妙ですが、それでもダメだというのは私のひがみかもしれないので、一応クリアとしましょう。既に投資家を見つけているというのなら、圧倒的に合格点です。才能がありますよね。

2.戦う相手のことを知らないといけないから

色んな意味で、この世の中は大企業を中心に回っています。大企業は圧倒的な資金力と優秀な人材を多数抱え、社会に対するとても大きな影響力を持っています。1割未満の大企業が世の中の9割以上を動かしていると言っても全く、過言ではないでしょう。陰謀論とかそういうことではなく、構造としてです。

手元にある商品、流通するお金、テレビで流れる広告、脳内に届く情報、ほとんどが大企業から発せられています。資本主義の世の中において、ビジネスのルールを決めているのは大企業です。これは良い悪いではありません。もちろん小さくても良い会社はたくさんありますが、そういう会社は大企業と差別化し、大企業と大企業のスキマを埋める形で、戦っているんです。

大企業に正面からぶつかっては勝ち目はありませんが、彼らにも弱点はあり、スピードや小回りは効きません。消費者の生の声から離れるときがあります。自らの作ったルールにとらわれて、取り得ない戦略があります。起業をするなら、「仮想敵国」である大企業のことを良く知っておいた方が良いと私は考えるのです。

3.使われる側の経験も必要だから

居酒屋でグチばかり言っているサラリーマン、嫌ですよね。意識が高い大学生であれば、「ああはなりたくない、だから就職はしたくない」と考えてしまいがちなのだと思いますが、その「使われる側」の気持ちも知っておいた方が良いのです。アルバイトとは違う、彼らなりの悩みやインセンティブがあるはずです。

起業をすればもう誰からも雇用されることはありませんが、いずれ人を雇いますよね。そのとき、誰もが経営者の気持ちで働いて欲しいと思うのですが、決してそうはなりません。立場が違うからです。持っている情報が違い、負っているリスク・リターンが違い、仕事をする目的が違いますから。

4.才能があるかどうかは、わからないから

それでも、本当の天才であればサラリーマンの経験は不要なのかもしれません。スティーブ・ジョブズもマーク・ザッカーバーグも就職なんてしてませんからね。20歳くらいのときは、多くの人が「自分が天才かもしれない」と思っていることでしょう。自分の人生の主人公は自分なので、そうなりがちです。

しかし、その人が天才なのかどうか、そのアイディアが卓越したものなのかどうかは、本人はもちろん周りからも判断が難しいのです。画期的なビジネスアイディアを思い付いたと思っても、多くの場合は「学生っぽい、良くあるアイディア」なんです。まだ社会経験が少なく、視野が狭いのでこれは仕方ないのです。

なので、少なくとも3年くらいは大企業で働いて、世の中の仕組みを知りつつ、基本的な教育を受けつつ、自らの適性を見極めた方が良いと思います。企業の中にもすごい人、いっぱいいますよ。そして、ベンチャーで学べることは起業をしてからでも学べることが多いと思うので、新卒という1回しか使えない「プラチナチケット」を持っているのなら大企業に入るべきです。スペックが高いなら、外資系やコンサルでも良いとは思います。

5.相談に来ている時点で、本気度が疑わしいから

繰り返しになりますが、大企業に就職して修行をして・・・みたいなまだるっこしいことをしなくても良いような、才能のある人はいると思います。そういう人は、やったら良いと思うんです。でもそういう人って、そもそもこんな内容で相談に来ないと思うんですよね。

「やるべきか、やらざるべきか」と迷っている時点で、飛び込む覚悟ができていないということです。サラリーマンの起業相談でもそうですが、そういう人の背中は押すべきではないと私は考えます。人に決めてもらって起業をしても、すぐに心が折れてしまう(そして、そのことを人のせいにする)と思うので。

理想は在学中に起業をして、成功してしまえばそれで良し、失敗したら良い経験ということで一度就職する、というのが一番良いと思います。厳しいことを言えば、その「リスクのないトライ」をしていない人がこのタイミングで起業を言い出すのは、単に就職活動がイヤなだけなのでは、と思うのです。それでは、また。

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