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ネットワークビジネスは違法か、それとも素晴らしいビジネスか

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人生計画であなたの夢を目標に変えて実現する、シナジーブレインの安田修です。

以前、断食の記事を書いてから「シナジー デトックス」のキーワードでこのサイトに辿り着く人が増えていて、なんだろうなと思って調べてみたら、シナジーワールドワイドというネットワークビジネスの会社があるんですね。今回は、ネットワークビジネスのお話をしましょう。批判的な内容なので、関係者の方は読まないで下さい。

ネットワークビジネスとは

うろ覚えですが『ナニワ金融道』というマンガで、「失礼な。これはねずみ講ちゃいまっせ、ネットワークビジネス言いますねん」みたいなセリフがあったと思うのですが、恐らく大多数の人は「ねずみ講」と「マルチ」と「ネットワークビジネス」の意味がごちゃごちゃになっていると思うので、その説明から。

まずねずみ講というのは俗称で、正しくは無限連鎖講と言います。これははっきり違法なんです。商品もなく、単に「加入権」を上から下まで無限に売り続けていくというものです。子ねずみは、孫ねずみを何人か見つけることができれば払った分を取り戻すことができるかもしれません、という仕組みです。

親ねずみは一人勝ちできますし、早く参加した子ねずみもまあ、ちょっとは稼げるかもしれませんが、あとから入った人達は全滅です。それこそ、ねずみ算式に会員は増えるので、あっと言う間に誘う人がいなくなるんですね。そもそも、こんなダメな仕組みに興味を持つ人の総数は最初から限られているので。

で、マルチはマルチレベルマーケティング(MLM)の略称で、これはネットワークビジネスのことです。特定商取引法の第33条に連鎖販売取引として事細かに定められており、そのルールに沿っている限りは違法ではありません。商品が流通し、報酬の発生範囲が有限で、販売方法も決められていて、という具合です。

仕組みとしては良くできている

なので、「マルチ商法=詐欺」という風に反射的に考えてしまうのは思考停止です。「ねずみ講=詐欺」は正しいのですが、マルチやネットワークビジネスはそのもの自体は違法ではないのです。アムウェイなどがランキング上位ですが、ダイエットなどの健康食品や化粧品の分野ではこれで巨大になっている企業もあります。

そういう企業の評判として良く聞くのが、「商品が素晴らしい」というものです。うちの妻もたまにそういう会社の商品を使っていて、私も「まあ深入りはしないようにね」くらいの付き合い方をしています。モノも良くて、販売の仕組みが画期的だなというのが私の、「マルチ」に対する率直な評価です。

『金持ち父さん貧乏父さん』のロバート・キヨサキ氏がネットワークビジネスを賞賛する本を書いて一時期、世間からかなり叩かれていたりしましたが、仕組みとして素晴らしいというのは間違ったことは書いていなかったと思います。これは仕掛ける側、ビジネスサイドとして見た場合の話です。

何が問題なのか

ではなぜここまでネットワークビジネスの評判が悪いかというと、それに関わっている人達の質に問題があります。とにかく知り合い全てに連絡をして、強引に勧誘・販売するというレベルの販売員(ディストリビューター)が多すぎるんですね。この動画が面白いので、ご参考に。初めてロバートが面白いと思いました(笑)。

システムとしてはできあがっているので、それに従いさえすれば成功できると思って始める「素人」が多いんです。自分で仕組みを作れない人が大量に参入してしまうんですね。実際、運営者の側も「誰でもやる気さえあれば成功できる!」「主婦の方でも、在宅のままでも儲かる!」みたいな煽り文句でどんどん販売店を増やすことに根本的な問題があると思います。どこの会社が良いとか悪いとかではなく、構造として。

これである程度、稼げる人はいると思います。でもそういう人は、セールスパーソンとしての販売力なり人的ネットワークを持っていて、それを活用(ある意味犠牲に)した人に限られます。かつ、法律すれすれでやっているので社名の変更や組織の改廃は多く、長く続けて収入を得られる仕事ではありません。

結論として、全くお勧めできません

なので、起業や副業の手段としてネットワークビジネスは、全くお勧めできません。やるなら、「新しいシステムを自ら作りあげる」という不退転の覚悟で挑むべき、それくらいの分野です。そうでなければ、非常に価値が高かったはずの人間関係を小銭と引き換えに失うという、悲惨な結果になるでしょう。

ネットワークビジネスでもアフィリエイトなどのネットビジネスでも何でもそうですが、「誰でも簡単に」みたいな言葉に反応するのはやめましょう。「いやいや、ネットワークビジネスは『頑張れば』成長できるって言っていましたよ。実際に成功者もいますし、私がやろうとしているのは優良な方のやつですし」と反論が来るのはわかっていますが、それでもお勧めできません。

頑張れば成功できる可能性が高くなるのはどの世界でも同じです。ならばなぜ、今ネットワークビジネスを選んだのでしょうか。「いずれ、楽して儲かるようになるから」ではないですか。今までうまくいかなかった人生の「最後の手段」としてすがっているのではないですか。良く、考えてみて下さい。それでは、また。

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