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【経営者インタビュー】株式会社アットオフィス大竹啓裕様(後編)

大竹社長写真(縦)

夢とお金の専門家、シナジーブレインの安田 修です。

前回に引き続き、アットオフィスの大竹社長のお話です。大竹社長はストックビジネスのプロであり、起業家支援のマインドも強く、ラーメンチェーンの立ち上げを経験されるなど、異色のキャリアの持ち主でもあります。話はいよいよ、佳境に入ります。引き続き、お楽しみ下さい!

ラーメンチェーンを立ち上げ、200店舗展開する

Y:大竹社長が起業されたのは、どういう経緯ですか。

O:小中高と、本当に取り柄の無い、超の付く凡人でした。これは、という武勇伝のようなエピソードもありません。社会に出てからはまあ汗はかいているかな。でも、今思えば当時は汗をかいているだけでしたね。3年と経たずに転職するタイプでしたし。

不動産業界で8年間、第一のスキルである「オフィスビル運営に関するスキル」を身につけました。次の9年間はラーメン花月というチェーン店を、友人と一緒に立ち上げました。ここで第二のスキル、「ビジネスモデルを造り上げるスキル」を身につけました。これは、完全な起業というわけはありませんでした。お金も部分的にしか出していませんし。

直近の10年はかつてのオフィス業界の盟友である谷(現会長)と「オフィスビル業界に革命を起こそう」ということでアットオフィスを立ち上げましたが、これは完全に起業です。資本も出し、私が新しいビジネスモデルを作るということでスタートしています。

小さな武勇伝は、32〜33歳の時、不動産会社・不動産コンサルティング・ラーメン店経営とトリプルワークをしていた頃があります。さすがに働き過ぎで身体を壊しましたが、多少の資本と起業に近い経験が得られました。

Y:ラーメンチェーン店は別業種だと思いますが、なぜそれを始められたのですか?

O:そこは、感性です。マーケットが伸びるから始めたとかいうロジカルではなく感性の部分が大きいです。友人に誘われて、感性で「やってみたい、やりたい」と思ったからです。

Y:ここで得た経験がその後の事業展開に活きるとか・・・。

O:もちろん頭の中ではラーメン事業は伸びそうだとかリスクはどれくらいだとか、ある種の計算はありますけど、「やってみたい」という強烈な思いでやりました。

やってみると、100%思い通りにならないですね。私の座右の銘は「思い通りにならない」ということです。全ての事業は思い通りにならない事に気づいた時がスタート地点です。そこからじっくりと、休み無く改善をしていきます。「持久戦」をやったら誰にも負けない自信があります。

それには、ストックビジネスという考え方が基本にあります。起業は簡単ですが、それがストックビジネスという領域まで持っていけるかどうかでその後が全く違う。心が穏やかでいられるかどうか、大きく変わってきます。

ラーメン店は、ストックとフローの掛け合わせです。フランチャイズにすると本部はストックビジネスですが、店舗側はフローとストックの組み合わせになります。ストックを積み上げていくと事業の価値がものすごく高くなります

その積み上げる一つ一つを「収益ユニット」と呼んでいますが、例えばこれを200店舗積み上げても、何か起こった時に全体の価値が一気に下がるという経験をしました。ラーメンブームが終わると恐ろしいことが起こる。200のユニット全ての価値が同時に下がるんですよ。

Y:ああ、一つ一つのユニットが同じ形をしているからですね。

O:そうです。当時は実際にそれが起こり、経営陣全員で殴り合いをするくらいの激しい議論をして、収益ユニットの形を変えることを経験しました。そういう時は全体を見てはダメで、収益ユニット単体を分析し、変えることが大切です。

だから私はストック信者でありながら、ストックが怖いという感覚を常に持っています。

Y:ラーメン店のご経験では、どうやってリスク回避をしたのですか。

O:ラーメン花月(現ラーメン花月嵐)は今、レシピが500とか1000あって、3ヶ月に1回メニューが変わります。これは、そのとき私たちが収益ユニット作り替えた結果です。世の中の状況がどのように変わっても、変化に付いていけるということをチェーン店で実現しました。これは革命であり、簡単には真似できませんよ。

Y:それは真似できないでしょう。凄い・・・。

全てのビジネスは、ストックをベースに考える

Y:私のようなコンサルタントはストックではなくて、典型的なフロービジネスですよね。

O:そうですね。コンサルタントだと、お金の入り口を3個くらい作っておいて、メインの契約が終わった後に有料メルマガだけは残すとかすると、それがストックになります。事業によってストックの落とし方が違います。キーワードはコンタクトの数で、お客様とのコンタクトは多い方が良いです。あえてコンタクトを増えるようにする工夫が必要になります。

このように、私は常にストックビジネスベースで考えます。実は最初に「ストックビジネスが凄いな」と思ったのは、20代前半に勤めていたSECOMのビジネスモデルです。あまりにも素晴らしすぎて、自分にはできるはずがない、と当時は思いましたが、理想的なストックビジネスの型を知ることができました。

ストックビジネスとは何かということを知らずに起業すると、3年・5年経って「同じところに立っている」ということになる。この考え方を理解しているかどうかで、全然違います。

Y:ストックビジネスを意識していると、進むべき方向が見えるのですね。

O:そう。方向が見えて、無駄がなくなります。スモールビジネスであっても、ストックの考え方は重要です。

Y:最後に、御社は順調に事業が拡大していると思いますが、課題は何ですか。

O:究極の課題は人材、採用と教育ですね。採用した社員の中から少なくとも10人の社長が出てくるくらいでないといけない。例えば新規事業が軌道にのれば、それを別会社として、社長になって貰っても良い。

創業当時から、社員は新卒で採用して、育てるのが基本です。新卒にポテンシャルがあると心から信じていますし、大きく成長して、ストックビジネスとして揺るぎない体制を作った会社は、新卒中心で作り上げたところが多いとわかっています。

そういう会社には、安定した人材の供給と人材の厚みがあります。新卒でも、マインドの強い人材を取って異才を伸ばすことをやっています。

Y:本日はお忙しい中、貴重なお話を頂きありがとうございました!

(プロフィール)
大竹 啓裕(おおたけ・たかひろ)1963年生まれ
株式会社アットオフィス代表取締役
ブログ:http://ao-ceo.jugem.jp/
出身:福島県

[ 業歴 ]
1993年 セコム
1995年 オフィスビルデベロッパー
1998年 グロービートジャパン株式会社創業に参画

[ アットオフィス ]
2006年 オフィス仲介事業(オフィスポータル)
2007年 オフィスビルPM事業(空室対策)
2008年 アットビジネスセンター(会議室事業)
2012年 インスクエア(大人のレンタルオフィス)
2012年 アットパーキング(駐車場ポータル)
2014年 テレアシスタント事業

[ その他 ]
2012年 非営利一般社団法人ハラル・ジャパン協会 副理事長就任
※インスクエアのインキュベート支援実証として参画

(アットオフィス運営事業公式サイト)
アットビジネスセンター    http://abc-kaigishitsu.com/
インスクエア         http://www.in-sq.com/
アットオフィス(オフィス探し)http://www.at-office.co.jp/
アットパーキング       http://www.at-parking.jp/
テレアシスタント       http://www.in-sq.com/tel/
オフィスビル空室対策     http://www.ao-pm.jp/

以上

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