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誰からも批判されない「完璧な」文章はただのゴミ

人生計画であなたの夢を目標に変えて実現する、シナジーブレインの安田修です。

ブログでも何でも、文章を世の中に出していくと、そのうち必ず誰かに批判されるようになります。どうしても最初は否定的なことを言われると気にしてしまうのですが、むしろ批判されるようになったら価値のある文章を書けるようになってきているということかな、と私は考えるようになりました。

「普通の人」が述べた「普通の意見」には何の価値もない

そもそも、私のような普通の人がたとえば「身体に良いものを食べた方が健康のためには良いですよ」と普通の意見を言ったり書いたりしても、それは何の価値もないんです。読んだ方も反応のしようがないですよね。そりゃそうでしょうということになって、きょとんとします。いわゆる一般論というやつですね。

これが、例えば金メダル級のアスリートとか芸能人、将棋の名人が言ったら違う意味を持ってきますよ。世界一足が速いウサイン・ボルトが「野菜は身体に良い」と発言したとしたら、大きなインパクトを持つでしょう。今まで頑張って鶏肉を食べていたのに、野菜を大量に接収するようになる人も出てくることでしょう。

特別な人が普通のことを言うことには意味があります。普通の人が普通のことを言うことには意味がありません。普通の人が発言して意味があるのは、「特別なこと」なんですよ。例えば、「野菜は身体に悪いから、食べちゃダメなんですよ」と発言してはじめて、意味が出てくるわけです。

あえて「突っ込みどころ」を残すのも技術

かといって、「野菜は身体に悪い」とか「身体に悪いものを食べよう!」と言って注目を集めても、長続きはしないわけです。世の中には、こういう「とんでも発言」で注目を集めてしまった結果、引くに引けなくなってしまった専門家の人もいるので要注意ですね。意図せず、変なブランディングが完成してしまいます。

そうすると情報発信の技術としては、「少しだけ常識とずれている持論の部分」が大切になってきます。「野菜は身体に良いけれども、食べ過ぎると害になる」とか。いや知りませんよ、あくまで例ですからね。他には体験を話す方法、「野菜を一切食べずに1週間過ごしたら、体調が悪くなった」という手もあります(笑)。

とにかく自分独自の考え方や体験を入れて、当たり前の話からすこしだけずらす必要があるんですね。そこが情報の付加価値なんです。必然的に「自分はそうは思わない」という人も出てきます。ポジションを取ったからこそ、反対意見が出る余地がでる。意見を言ったことで突っ込みどころができて、議論が生まれるわけです。

炎上とバズの差は紙一重

だから、学術論文とは考え方がちょっと違うんですよ。あらかじめ反論を全て潰しておく必要はないんです。むしろ反論ウェルカム、でも自分はこう思うけどね!という発信の仕方で良いわけです。考え方、信念という形であえて偏りを書いた方が、バズが起きやすくなります。バズっている文章には反論がつきものです。

やっているとわかってくることですが、実は炎上とバズには、それほど明確な境界線がないんです。反論が多ければ炎上、中立・擁護意見が多ければバズ、というくらいのものです。私は一応区別していますが、炎上も一種のバズであり、バズに含まれるという説もあります。

炎上を狙うことはないが、恐れてはいけない

ブログなどの情報発信においては、過度に炎上を恐れてはいけません。むしろ不特定多数の人に配慮するあまり、自分の意見が言えなくなることをこそ恐れるべきです。「AもわかるしBもわかる、人それぞれですよね」なんて書いても仕方ないんです。「Bもあるけど、自分は断然Aだと思う。なぜなら〜」と書きましょう。

本当にあなたがAだと思っているのなら、世間の9割の人がBだと思っていることでも、発信を恐れてはいけません。というか、逆にそういうことの方が価値のある情報発信だと私は思います。9割の人に叩かれても、1割の少数派の人から「良くぞ言ってくれた!」と、大きな共感を得ることができるからです。

そのブログは、はたからみると炎上しているように見えるかもしれませんが、1割の人の共感を得られる「刺さる記事」であれば大成功です。ただし、9割の人の反対意見は辛辣な表現になることもあるので、強いメンタルを持たないといけません。自分の意見をいうというのは、本来はそういうことですよ。

人の感情を動かせる文章にこそ価値がある

ということで、もし10割の人が批判するならPVを大量に得たとしてもそれはゴミですが、9割の批判と1割の共感を得られる文章は、すごく価値があると思います。重要なことに、誰からも批判されない文章もやはり、ゴミなんだということです。それってつまり何も発信していない、ということですからね。

批判するというのも、エネルギーが必要なんです。愛情の反対は無関心。わざわざ時間をとって批判をしてくれて、しかもそのことによって自分が書いた文章が世の中に拡散されるのですから、ありがとうと思えるようになりましょう。その上で、勇気を持ってエッジの効いた、ポジションのある情報を発信していきましょう。それでこそ得られるものが増えてくると思いますよ。それでは、また。