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妻へのプレゼン

夢とお金の専門家、シナジーブレインの安田 修です。

起業をするに当たっての最大の壁はなんだと思いますか?お金ですか?アイディアですか?私は、最大の壁は「妻の反対」だと思います。私は人生の転機に際して、妻に対する3回のプレゼンを行ってきました。

妻へのプレゼンとは?

サラリーマンが起業をしようと思ったら、通常は奥さんに反対されて断念することになります。独身の人であれば、両親とか上司とか親友とか、とにかく、自分のことを親身に考えてくれて、かつ自分としても大切にしている人から、全力で反対されます

特に奥さんは、自らとお子さんの生活がかかっていますから、それは真剣に反対しますよ。どんなに優れたプランがあっても、これを説き伏せるのは並大抵のことではありません。かといって何の承諾もなく「会社、辞めてきたから」と事後報告でもしようものなら、即座に離婚を申し出られても文句は言えません

起業について最大のステークホルダーである奥さんには、最大限の理解を得ておかないと起業は成功しませんし、起業が成功しても人生が失敗しては意味がありません。でも、銀行や取引先には丁寧なプレゼンをする起業家が、奥さんに対しては口頭で一言「俺を信じて付いてきてくれ」で済ませようとする。これは、おかしいと思うんですよね。

プレゼン1.良き人生とは

それで、私は今から5年前、最初の妻へのプレゼンを実施しました。パワーポイントで10枚くらい、図表の入ったスライドを作ってカラーで印刷し、子供が寝てから自宅で実施、という感じです。「ちょっと大切な話があるから」と、3日前くらいに事前アポを取ったように思います(笑)。

この時はまだ起業をすると決めていたわけではないので、自分が何をしているときに楽しいと感じるか、人生において勉強はどういう意味があるか、夢100リストの共有、という内容でした。結果として、「土曜日は喫茶店で勉強をしても良い」という了解を得たのが大きな成果でした。

ここで得た土曜日の勉強時間は、資格を取ったり本を読んだり、人生についてノートに書いて考えたり、後には起業の準備をするなど、非常に価値のある時間でした。子供が喫茶店に遊びに来たりはしましたが、それもご愛嬌。あると無いとでは全く違う結果になっていたと思います。

プレゼン2.不動産投資について

2回目のプレゼンは3年前、不動産投資についてです。同じように、不動産投資に関するリターンとリスク、時間と収益の考え方などを不動産業者のように丁寧に説明しました。数千万円の負債を負って投資をする計画で、口頭の説明ではどうしても伝わらない感じだったので、やむなくという感じです。

妻は不動産投資を短期的な利ざやを狙うギャンブルだと思っていたようなのですが、「30年以上かけてじわじわと利益を出す投資」であることが刺さり、了承を得ました。大切なのはリスクについてきちんと説明することで、空室リスクや金利上昇リスクなど、自分も怖いと感じている部分はあると共有化して貰ったのが大きいと思います。

「ローンを払い終える前に何かあったらどうするのか」という質問に、「何かあったときには、むしろ投資用不動産があった方がリスクヘッジになる」と説明したのを鮮明に覚えています。プレゼンの前後で、妻の理解が劇的に高まったと感じた、(仕事でも滅多にないくらい)快心のプレゼンでした。

プレゼン3.起業について

そして去年、起業についてのプレゼンです。これは、週末起業という形で準備を進め、ある程度はお客さんや仕事を確保して、見込みが固まってから起業をするという内容であり、「それなら良い」という了解を得ました。しかし、私の起業は結果的にこの通りにはなりませんでした。

私が勤務していた会社では明確に副業禁止規定があり、会社にバレてはいけないという制約の中では匿名で活動せざるを得ませんでした。一方でコンサル・コーチという職種では匿名のまま仕事を取るのは極めて困難であったことから、結果的には副業禁止規定を破ることなく、つまり仕事を取れないまま起業をすることになりました。

ただ、ホームページのコンテンツや各種ツール、知識・ノウハウや人脈など、1年間で起業準備が大いに進んだことも事実です。何事も計画書通りにはいかないものですが、やっぱり計画的に進めると、有利になることはたくさんあるんですよね。

結論として

結局、何が言いたいかというと、妻には頭が上がらないということです(笑)。プレゼンを真剣に聞いて、その都度重大な判断をすることに同意してくれたことには、感謝の念しかありません。私が勉強をしたり起業準備をしたりしている間には子供の相手をして、ストレスが溜まることも多かったと思います。

だからあなたの奥さんがどのような人かで、起業できるかどうか、成功できるかどうかすら決まると言っても過言ではありません。僕らにできることは、最大のステークホルダーに了承を頂くべく、誠意を尽くすことしか無いんです。それが、例えばプレゼンなのではないでしょうかというお話でした。それでは、また。

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