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サラリーマンは税金を搾り取られる

夢とお金の専門家。シナジーブレインの安田 修です。

税金は、「取りやすいところから取る」のが鉄則です。サラリーマンはその点、税金に対して無知で生活が安定しているので、国から見れば一番取りやすいところなんですよ。

民は愚かに保て

私は金融機関に勤めていたこともあり、資格を取るために税務も勉強したこともあり、個人的に興味もありで割と税務のことを知っている方だと思いますが、一般的にサラリーマンは、税務についてものすごく無知です。自分がいくら税金を納めているかさえ、把握していないのが普通でしょう。一部経費の計上が認められたと言っても、「確定申告が面倒」とほとんど誰も反応しません。

経費も計上せずに30%も所得税を納めていながら、消費税が3%上がったといっては怒ってたりする。源泉徴収という罠にどっぷり、嵌っているんですね。この源泉徴収という仕組み、考え出した人は天才ですね。手間をかけさせないのが目的と見せながら、巧みにサラリーマンから税知識を学ぶ機会を奪っています。

知らなければ、不満に思うこともないので、思う存分税金を搾り取れるんですね。中小企業なんかは税金は死活問題ですから、ちょっとでも仕組みを変えると大騒ぎする。サラリーマンは仕組みもわかっていませんし、何より収入が安定していますから多少税負担を高めても生活が破綻することもありません。「ん?ちょっと苦しくなったような・・・」という感覚です。

私が国税庁だったとしても、サラリーマンから税金を取ることを真っ先に考えますね。法人税を安くして、所得税を上げる方向に、どうしても考えがいきます。サラリーマンは企業を通じて税金を徴収できますから、集めるのも楽です。滞納もないですし、良いこと尽くめですね(笑)。そんなわけで、サラリーマンは税制面では、かなり不利なポジションにいるわけです。

冒頭にも書きましたが、国から見れば、税金は「取りやすいところから取る」のが鉄則です。タバコやお酒の税金がどんどんあがり、パチンコ税の議論が勢いを得るのは、「そんなろくでもないことにお金を使ってる人からは、税金を取って良い。取るべきだ」というコンセンサスが(暗黙の了解ということにしても)あるからなんですね。

 税金について知るためには

そんなサラリーマンが、税金に対する感性を取り戻すにはどうしたら良いでしょうか。一つの有力な解としては、「投資用の不動産を買うこと」だと思います。住宅でも確定申告をしなくてはならないだけ、無いよりはマシなのですが、収益が発生する投資用不動産の方が、事業の仕組みと税制を一気に理解するには望ましいでしょう。

1棟10室の「事業的規模」を満たせば、青色申告の65万円控除も使えますし、奥さんを事業専従者として雇用することも可能です。経営者気分を味わうことができるわけですね。キャッシュフローとか税効果会計なんてちまちま勉強するよりも、借金をして不動産を一棟買った方が理解は進むと思います。

そして、その不動産が将来独立するときの貴重な収入源になるというわけです。団体信用保険にも加入しますから、もし万一のことがあった場合の家族への年金にもなります。ただし、不動産投資にはリスクもあり、例えばこれから金利の急上昇が起きたり、過熱感のある不動産マーケットが崩れたりした場合には、ダメージを受けることも考えに入れなくてはなりません。

なので私は、知識を得るための手段として不動産をお勧めしますが、投資・投機の対象としての不動産は今は必ずしもお勧めしません。投資は全てそうですが、仮に他人から勧められたとしても鵜呑みにせず、ご自身の判断でするようにして下さい。金融機関に勤めていると、良く「お勧めの株はどれ?」などと聞かれるのですが、答えようがありません。

上がる株がわかっていればそれはインサイダー情報があるということですし、そうでなければわかるはずがありません。仮に、私が資産運用の天才でそれがわかるとしたら、サラリーマンなんてとっくに辞めているでしょう(笑)。

 本当に理解しようと思えば、起業するのが一番

税金のことを本当に理解しようと思えば、やはり実際に自分の会社を持ち、ビジネスをするのが一番でしょう。私の人生の命題の一つは「世の中のことを良く知りたい」ということなのですが、税金の仕組みを知るために株式会社を作った、という面もあります。会社なんて無くても事業はそのものできるのですが、株式会社として認められる経費の範囲とか税務署からどのように扱われるのかとか、興味があったためです。

この好奇心のために私は、会社を辞めてまで起業をするということになったのだとすら思います。好奇心ゆえにコンサルタントであり、コーチが天職なのだとも思います。自分が拠って立つものの一つが、「世の中のことを良く知りたい」という価値観だということに、気付いたのはそんなに前のことではありません。人生って、面白いですね。それでは、また。

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